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田籠 久也; 土肥 輝美; 石井 康雄; 金井塚 清一*; 藤原 健壮; 飯島 和毅
JAEA-Technology 2019-001, 37 Pages, 2019/03
東京電力ホールディングス福島第一原子力発電所事故由来の放射性セシウム微粒子(CsMP)の空間的分布の把握や、その物理化学特性を統計的に評価するには、環境試料等からの効率的なCsMPの単離が必要となる。本報では、森林生態系のCs循環に影響する可能性のあるリターに着目し、リターからの効率的なCsMPの単離法を開発した。過酸化水素水による有機物分解処理と、電子顕微鏡学的手法を組み合わせることによって、多くの土壌鉱物粒子を含むリター中からCsMPを短時間(1粒子あたり3日)で単離することができた。この単離法は、林床のリターのみならず、生木の樹皮や葉などの植物試料をはじめ、その他の有機物試料への適用も期待される。
Mikhailovskii, A. B.*; Kovalishen, E. A.*; Shirokov, M. S.*; Konovalov, S. V.; Tsypin, V. S.*; Kamenets, F. F.*; 小関 隆久; 滝塚 知典
Physics of Plasmas, 11(2), p.666 - 676, 2004/02
被引用回数:6 パーセンタイル:20(Physics, Fluids & Plasmas)高ポロイダルモード数でイオンラーマ半径より小さい幅の磁気島(微視的磁気島)を解析的に研究した。微視的磁気島の形状関数と回転周波数を二流体電磁流体力学に基づき求めた。微視的磁気島は二つの形状関数により表せる。一つは電場と摂動プラズマ密度を表し、もう一つは摂動電子温度を表す。微視的磁気島の回転周波数に関する問題点について議論した。
小嶋 拓治; 須永 博美; 瀧澤 春喜; 花屋 博秋; 橘 宏行
JAERI-Review 2001-039, TIARA Annual Report 2000, p.120 - 121, 2001/11
MeV/uイオンビームについて特性を明らかにしたGafフィルム(MD-1260)をプラスチックファントム中平面方向の線量分布測定に応用した。450MeV Xeイオンを厚さ10mのメッシュマスク材(線幅6m 格子内側距離19mを通して照射することによりGafフィルム上に人為的に線量分布をつくった。そして、フィルムの放射線誘起着色を直径1mの分析光をもつ顕微分光光度計を用いて測定を試みた。この結果、フィルムは十分な先鋭度を持って平面方向の照射領域を正確に示すとともに、線量応答特性に基づき吸光度から線量に換算することにより空間分解能1mで線量分布測定ができる可能性があることが明らかになった。
岡嶋 成晃
JAERI-Conf 99-007, p.124 - 127, 1999/07
NEA/NSC/WPEC/SG6での遅発中性子データ評価活動を、簡単にレビューした。このレビューを通して、JENDL-3.3への修正作業に関する遅発中性子評価作業を提案する。
千葉 敏; 原田 正英*
Journal of Nuclear Science and Technology, 33(4), p.346 - 353, 1996/04
被引用回数:6 パーセンタイル:50.15(Nuclear Science & Technology)1p-shell核領域における中間エネルギー核データ評価に対する二つの異なる種類の光学模型ポテンシャルの適用性の検討を行った。Walter-Gussの現象論ポテンシャルとJeukenne-lejenne-Mahoux(JLM)による微視的ポテンシャルを用いて断面積、反応断面積、弾性散乱及び非弾性散乱の角度分布を計算し実験データとの比較を行い、JLMポテンシャルがこの質量・エネルギー領域における核データ評価に有効であることが明らかとなった。さらにJLMポテンシャルのパラメータに対する全断面積の感度係数が、半古典的理論から導かれる、強度がエネルギーとともに1/vのように減衰するサイン及びコサイン法則に従うこと等が分かった。
編集ワーキンググループ
JAERI-M 93-228, 1031 Pages, 1993/11
第5回原子力先端研究国際シンポジウムが、微視的プローブとしての中性子利用、中性子が招く新世界と題し1993年3月10日~12日にわたって開催された。本シンポジウムの主な内容は、(1)中性子をプローブとした物性研究の発展、(2)中性子をプローブとした複雑な構造の研究、(3)中性子の関連した基礎物理研究、(4)中性子ビームの非散乱利用研究、(5)中性子ビームの新しい利用法、(6)中性子ビーム実験の新技術であった。またパネル討論では、「JRR-3Mの利用と次世代中性子源」が論じられた。本論文集は、22編の招待講演論文、129編のポスター発表論分・パネル討論のサマリー論文及び討論記録を集録したものである。
伊藤 公孝; 伊藤 早苗*; 徳田 伸二; 津田 孝
Nuclear Fusion, 22(8), p.1031 - 1047, 1982/00
被引用回数:10 パーセンタイル:41(Physics, Fluids & Plasmas)短波長静電バルーニングモードの数値解析を行なった。イオンと電子の正確な応答とトロイダル効果を取入れる事に留意した。トロイダルプラズマ中の静電モードにはドリフト波とバルーニングモードがあることを確認し相互の関連を調べた。アスペクト比、磁気シア、波長、温度比、電子温度勾配についての依存性を調べた。特徴的周波数は成長率より小さく、成長率はドリフト周波数程度である。特に、波の伝幡方向がパラメータによって変わる。マイクロ波数乱法により実験で測定される微視的揺動は静電バルーニング法により定性的に説明される。
小川 豊
Trans.Japan Inst.Metals, 14(1), p.22 - 30, 1973/01
日本金属学会誌、32(1968)、988と34(1970)、1177に発表したものを英文にまとめた。多結晶および双結晶の銀を500Cで圧縮し、粒界移動を高温顕微鏡によって観察した。多結晶では、高温変形中の結晶粒の成長、消滅の過程、整合双晶境界が粒界移動をピン留めする過程を観察した。双結晶では、粒界が曲率を持つ双結晶試料に傾斜工具によって歪の勾配を与え、粒界移動におよぼす粒界エネルギーと変形の蓄積エネルギーの相互作用を検討した。
倉沢 利昌; 塩沢 憲一; 那須 昭一; 菊池 武雄; 内田 裕二*
Journal of Nuclear Materials, 45(1), p.63 - 66, 1972/01
被引用回数:2現在まで一炭化ウランの透過電顕による研究は2,3あるが二炭化ウラン(UC)単相のものはまだない。UCは高温相から低温相ヘマルテンサイト変態し双晶が形成される事がX線、光学顕微鏡の組織観察で調べられている。本論文では薄膜で双晶構造を透過電顕で観察および結晶解析を行った。焼鈍した材料では微細な双晶が多くみられその巾は250~1250であった。そして1つおきに同じ方位を持った面である事および1つおきに広い巾のものと狭い巾のものが並んでおりその比は大体3:1であった。AS-Meltの試料では双晶は焼鈍したものに比べ余りはっきりせず転位線が良く見られる傾向があった。試料面が(ITO)面の明視野像および制限視野回折による二炭化ウランの双晶は{112}の双晶面をもっている事がわかった。これは結晶学的考察およびX線の実験結果とあっている。
北野 恒平*; 岡安 悟; 野島 勉*; 佐々木 孝彦*; 小久保 伸人*
no journal, ,
微細な穴や窪みを小さな超伝導体に導入することにより、反量子渦を含む新たな量子渦状態の誘起と制御を目指している。今回、直径数ミクロンの5つの穴(中心の1つ穴とその周りの正方形の対称性と一致する4つ穴)を設けた正方形状の微小超伝導体を用意し、一様磁場を印加して誘起された量子渦状態を走査SQUID磁気顕微鏡で直接観察した。穴のない以前の結果と比較すると、低渦度(L5)において独特な渦配列が現れることが分かった。例えばL=3では、対角に3つ並ぶ配列が現れるが、穴の間隔を狭くすると、中心の渦が排除され、周囲の4つ穴のいずれか3つに侵入する。穴間隔と渦間の相互作用の競合が重要な役割を果たすことが分かる。得られた配列の渦度は、印加磁場に対して非単調に成長し、穴の配置に依存することが分かった。